2014年7月24日木曜日

北の縄文

史跡シリーズ第?弾。

柴犬は、縄文時代から日本人のパートナーだったと言います。
当時のお墓の遺跡からは柴犬の骨が出、中には、胸に犬を抱きかかえたような形で埋葬された人骨が出た例もあると聞きます。




 
北黄金貝塚公園では、竪穴式住居が、祭壇や囲炉裏も含めて再現されており、当時の暮らしの一端を垣間見ることができます。
 

 

 
貝塚からは貝殻だけでなく、オットセイ、クジラ、シカなどの動物の骨や、木の実の殻や囲炉裏の灰、さらには、ていねいに埋葬された人間のお墓も出てきたそうです。

だから貝塚は、ゴミ捨て場などではなくて、すべての生き物の墓地であり、人間はもとより、人間の役に立ってくれた動物や植物にも、感謝と祈りをささげる場所だったのだとされています。



ここでは、使わなくなった石器を供養した水場の祭祀場や、シカ用の落とし穴も発見されているそうです。



 
「野山を飛ぶように走り、よろこんで猟の伴をし、また、里にあっては家族の一員として人々を守り、愛され大切にされてきたのでしょう。」(縄文柴犬研究センター)
 
「野生の獲物を人と共に追い詰めながら吠えて知らせ、夜になれば人と共に寝て暗闇の中を近づくいろいろな外敵を察知して仲間や人間に吠えてその危険を知らせた訳です。」(柴犬研究会)
 
7,000年前にも、柴犬を連れてシカを追い、柴犬といっしょにこの景色を見ていた誰かがいたんだと思うと、日本人と柴犬の絆の強さに心が震える思いがしますね。
 
 

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