2014年11月12日水曜日

ハンティング・トロフィー

 
さて、デカイの獲ったど~、で小雪さんの胃袋におさまった、KJと玄とで駆除したシカですが。
 
 
古来、このように大きくて立派なオス鹿に恵まれたとき、ハンターは、獲物に敬意を表して角、あるいは首を丸ごと大事に持ち帰り、壁かけ、刀かけ、アクセサリー・スタンドなどに加工します。
それが、ハンティング・トロフィーです。

 

 
猟友宅の刀かけです。
右手に見えますのは、知る人ぞ知る、白糠でのシカ猟ジオラマ。KJのお手製。
 

我が家のアクセサリー・スタンド。
いや、本当はアクセサリーなんてほとんど持っていないので、普段は単なるインテリアなんですけど、今回初めてありったけの!ネックレスやらをかけてみました。
しかし、木夢2のリボンまで動員しても、角の数に全然満たないというねえ・・・(笑)

 
オス鹿は、1歳のときはまだ枝分かれしない1尖の角を持っていますが、2歳になるともう立派に枝分かれした、3尖か4尖の角を持つようになります。
 
1歳(1尖) ピンコ角と呼びます。
 
2歳以上(4尖) 4段と呼びます。
 
シカの角は昔から、ハンティング・ナイフのハンドル(柄)に使われたり、若いシカの生え始めの袋角は、鹿茸(ろくじょう)といって漢方薬にも使われてきました。
今では、ペンダントトップなどのアクセサリーやペットのおやつ、シャンデリアにも加工されているんですね。
  
また、シカの皮はセーム革として知られ、貴金属類の手入れに重宝されたり、江戸時代までは武具にも多用されたそうです。
最近では、シカ革のバッグも、ステキなものがたくさん出てきましたよね。残念ながら、まだまだ高くてなかなか買えないのですが。
 
畑や林への食害や、JR事故、交通事故など、ばく大な被害をもたらしているエゾシカですが、肉から内臓、骨、角、皮まで、捨てるところの無い貴重な天然資源でもあるのです。
 
 
さーて、玄も、セーム革でみがいてみましょうか。やー、光る光る~。
 
 
 
 
 

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