2015年1月7日水曜日

初鹿

いざ、出陣。
なんとも気合の入った、良い後姿をしていますねー。
 
 
なんていうのは、ほんの一瞬。
最近では猟場に着くまでの間、ほとんど寝ています。省エネです。


 
しかも、こんなブチャイクな顔で・・・二重アゴというかホッペ・・・。
これはやっぱり、中年になったからですかね。
若犬の頃は、移動中の車の中でもピーピー鼻を鳴らして興奮しっぱなしでした。
 
 
では、改めまして、いざ、出陣!

 
この地は、猟期前に非常に多くのシカが駆除されていて、警戒心が強くなっている上に、今年は雪が少ないこともあり、どうやらシカたちはまだ山奥から出てきておらず、出会いが少なくて苦戦しましたが、幸い、玄は、新年初鹿に恵まれることができました。
 
 
 
解体中に、ご褒美のお肉をいただきます。
気温、マイナス15℃、小さな肉片はあっという間に凍ってしまいますが、気にせずバクバク。いや、シャリシャリか。
 

きっと、ルイベのような感じなんでしょうね。
んーっ、美味いっ!

 
この日は、手のひらほどもある大きな脂肪の固まりも食べていました。
寒い地方では、冬になると猟犬に、食用油を飲ませるところもあるというんですね。
玄がシカの脂肪を食べるのも、寒さに耐えるための本能なのかもしれません。
 
ところで、玄が下りてきたルートですが、下から見上げると「天狗の壁」(夏にワン友たちと行った天狗山スキー場の、上級者用斜面。小樽の街並みを一望に見下ろす、斜度40度を超える急斜面で、ここから数多くのオリンピック選手が出ているそうです。)以上の、断崖絶壁です。
 
そこをニコニコ笑いながら駆け下りてくるのだから、恐れ入りました。
というか、道路で見ていて、途中から転がり落ちてくるのではないかとドキドキしましたよ。
(KJ父 「玄、ゆっくりゆっくり!ブレーキブレーキ!」と絶叫)
 
地図でも分かる、非常に込み合った等高線(急傾斜)、最後は崖マーク。
 
人間だったらとても歩けない急斜面を平気で来れる秘密は、ワンコが四本足であることと、この足裏のもじゃもじゃの毛にあるんでしょうか。
 

ホント、小さい体でよくやるものです。
帰宅後は一~二日、ほぼ寝たきりになるのもうなずけますよね。

 
今週末は白糠まで、KJと玄とで二人旅だってよ。
シカのスペアリブ焼いてもらって、しっかり栄養補給して、また頑張ろうね!
 
 

 
玄ちゃんには楽しい、美味しい、正月猟&初鹿でした。
 





 
 
 
 
 
 

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