2016年2月21日日曜日

2016カモ最終猟


1月末の良く晴れた日、カモの今季最終猟に出かけました。

 
カモは久しぶりだからでしょうか、歩き出す前からずいぶんテンション上がってます。
 
 
がんばるぞー!おーっ!と雄たけびをあげて。

 
しこも踏んで。
 
 
さっそうと歩きだしましたが。

 
その割には、1分後にはなぜか瞑想タイムに入っておりました(笑)

 
この時期、真冬の池は。
 
 
 
ほとんどが凍ってしまっているので、カモ猟ができるのは、湧き水や流水路など、凍っていない水面のごく一部に限定されます。
 
 
どの場所が凍らないかは、地元猟友会にしか分からないこと。
 
 
そうして、そのような場所には当然ながら冬期間、誰も足を踏み入れてはいないので、通常、深い雪の中をラッセルして行くことになります。
 
 
いつも思うのですが、狩猟というものは、ほとんどの時間を歩いているものです。
 
 
玄も、歯を食いしばって歩いていると思いますね。寒いとか雪が降っているとか、せっかく
長時間歩いたのに獲物がいないとか・・・正直、つらいですよ。

 
でも、幸い、今季も最終猟で、立派なマガモのオスの獲物に恵まれました。
脂もよく乗って、とても美味しいカモでした。
 
 
玄が熱心に見ているのは、解体処理後の首や翼がほしいからです。


 
このようにして、獲物をくわえて持ってくることを教えます。
 
 
 
戦い済んで。
 
 
ハーネスと首輪と発信機とで、振り向いた顔がすごいことになっていました(笑)
 
 
チャウチャウ?
 
 
シカ猟のほうも、残りあと1か月です。
あっという間ですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



 
 
 
 
 
 

2016年2月16日火曜日

2月の雨

 
まだ冬本番の2月だというのに、土日は雨でしたね。
豪雪地帯の羊蹄山麓でも、終日プラス気温、そして雨。信じられない思いがしました。
 
 
雨だったから、というわけではなくて、この日はシカ猟の遠出も無かったので、久しぶりにボール投げをして遊びました。
 
 
すーごく真剣な表情、かつ楽しそうにボールを追いかけていましたよ。ボール投げは久しぶりだから、ひときわ嬉しかったようです。


 
 

雪壁にボールを投げられるイジワル?をされても、頑張って行きます。


 
雪壁に犬型をつくって、まるで赤レンガ前で遊んでいる観光客みたい(笑)

 
見事なカエル跳びや、地球の裏側との交信風景も健在でした。
 

 

 
しかしこうして見ると、シカ猟の時とも畑で遊んでいる時ともまた違った、笑顔ですね。もうすっかりご無沙汰してしまいましたが、ルアーコーシングの時と似ているかもしれません。
 
 
前日が、日高でシカ猟だったこともあり、短時間で切り上げましたが、よほど疲れたのか、家に帰ったら、ちょっと見たことのないポーズで行き倒れておりました。キョ、キョンシー?
 
 
そして2月14日、引き続き闘病中のドンちゃんは無事、誕生日を迎えることができました。
 
 
2月の雨は、なんだか優しい雨でした・・・
(その後の留寿都は、再び吹雪模様となっておりますが(笑))
 
 
 
 



2016年2月2日火曜日

ハンターの年齢考


北海道では、エゾシカ以外の鳥獣の猟期は1月末までです。
そこで、今季も1月も終わりに近づいた晴天の日、皆でカモ最終猟に行って来ました。


その詳細は、別途報告させていただくとして。
 

今回、カモ猟で回ったM村内で、とても嬉しい、そして驚きの再会がありました。
ハンターの大先輩だった、Iさん。息子さんによると、御年、88歳ですって!なんと、牛舎の屋根のてっぺんに登って、雪下ろし作業の真っ最中でした。
 
「Iさん、いくつになったー?」「89歳だー」サバを読んでる?(笑)
 
今から10年ぐらい前、私たちが銃猟を始めた頃に、IさんはM村の最高齢ハンターとして現役で活躍されていました。
 
 
私たちもIさんから、たくさんのことを教わりました。50年前のクマ駆除のことや、ウサギ狩りのことなどを、面白おかしく。
 
そしていっしょに、カモ撃ちもキツネ駆除もしました。銃を持てば足取りも軽く、私たち新人を前に出して撃たせてくれる、格好良くて優しい大先輩でした。
 
 
それが数年前に銃を止めたと聞いてから、お会いする機会もなかったのですが、今回、感動の再会です。「オレも年とったわ~」と言いつつ、相変わらずの楽しい話しぶりに皆が和みます。
 
「今日は全然、カモがいなかったよ」「10年前にオレが全部とってしまった」(笑)
 
ハンターの減少と高齢化が大きな問題になっていますが、現役ハンターは60代でも70代でも新人たちよりよっぽど山を歩けるし、長いこと猟を続けてきたみなさんは、体が丈夫になるのでしょう、リタイアした後も若者以上に元気なところがあります。
 
グラフで見ても、確かに高齢化は進んでいますが、近年、シカの捕獲頭数は減るどころか、飛躍的に増加しています。(もちろん、国などが駆除を奨励していることもありますが。)
 

 
諸先輩たちの姿を見ていて、地形や気象条件、動物の行動などについての知識と経験がモノを言う狩猟の世界では、年をとるということがイコール衰えるということではない。そんな気がします。
 
 
Iさんからしぼりたての牛乳をもらい、「イモとカボチャを腹いっぱい食って、山を歩け!」と言われたKJ、そうすれば、Iさんみたいに80歳過ぎるまで狩猟が続けられるかな…。
 
 
めざすは、生涯現役、ですよね!