2016年11月29日火曜日

雪の第2ドッグランにて


玄のやることを見て、真似をしながら育っているためか、米(ヨネ)の成長はとても早い気がします。
車に乗るのは最初からぜんぜん平気。

 
もっとも、こんな変てこな乗り方、玄はしませんけれど(笑)


目的地に着いたら、助手席から軽々と飛び降ります。

 
しかし、まだ4か月にも満たない子犬の体の小ささです。人間なら2階や3階の高さから飛んでいることになるのではないでしょうか。犬の身体能力は素晴らしいです。

 
最近では毎夕、玄がトキメと夏を過ごした、思い出の(自称)第2ドッグランに遊びに行くことが日課になりました。玄はとっても嬉しそうです。
 
 
さらっと積もった雪の中、実に楽しそうに追いかけっこをして遊びます。
まだ体の大きさが違いすぎるんですが、ワンプロっぽいこともするようになってきました。
 
 
一日じゅう山を歩き通す体力を身につけるために、たくさん遊んで食べて頑張らないと。
 
注)音楽が鳴ります。
 
女子ながら、ボール投げも大好きですね。
ボールや動く物に対して興味を示すことも、猟犬候補生としては重要なポイントです。
 
 
米(ヨネ)はまだ、ボールというよりは玄を追いかけて走っているようですが、それでも時々、玄よりも先にボールを見つけたりします。
 
 
注)音楽が鳴ります。
 
持って来いはまだできないし、こうして良く見ると、ボールではなく、玄のほうにカプカプ噛みつきながら走っていますね(笑) 玄を獲物に見立てて?自主トレしてるようです。
 
 
獲物にされた玄も、別に怒ってはいません。

 
チームKJ、いよいよ新たなメンバーを加えてパワーアップできそうかな?
玄に米(ヨネ)を加えた初猟が楽しみになってきました。
 
 
 




 
 
 
 
 
 
 
 
 

2016年11月23日水曜日

急接近


おかげさまで、米(ヨネ)はとっても元気です。


玄は相変わらず、米(ヨネ)に対して面白くもなさそうな顔をしていますが、最近は、両者の距離がどんどん近くなってきたと感じます。
 
 
それに、何故だか同じような格好をしていることが多いですね。


古くなったソファの上は、玄のお気に入りの寝場所ですが、そこに米(ヨネ)がのぼって来ても怒らないんですね。

 
 
 
あろうことか、怖いもの知らずの足(尻?)枕まで、許してあげています。

 
こんなこと、他の犬はもちろんKJ以外の人間がやっても、怒ってガウッとやるんですがね・・・

 
トキメとだってこんなにくっついて寝ていることはなかったのに、単に子犬が図々しいからなのか、それとも自分の娘がよほど可愛いからなのか(笑)、まさに、びっくりぽん!な構図です。
 
 
気難しい玄ちゃんなのに、米(ヨネ)となら、顔と顔とがこんなに近づいても平気なんですねえ。
 
 
米(ヨネ)は、同居猫ともよく遊び、追いかけっこをするようになってきました。
当然、猫のほうが足も手もずっと速いですが、それでも上手に猫パンチをかわしています。

 
玄とも、教育的指導を受けるだけでなく、上手に遊べるようになってきました。

 
というか、玄が遊んであげるようになってきましたね。
しつこいので、最後はどうしても怒ってしまうのですが、決して本気で咬むことはないし、米(ヨネ)がキャインと悲鳴を上げれば、むしろ玄のほうがたじろぐようです。
 
注)音が出ます。
 
早くもお座りできるようになった米(ヨネ)。
玄のやることを見ながら育っているためか、階段の上り下りもお座りも、あっという間に覚えました。歴代犬の中で最速です。
 
注)音が出ます。

 
狩猟も人だって犬だって、優秀な先輩について歩いて実地で学ぶのが一番。
きっと良いコンビになれると思うなあ。早くいっしょに山を走りたいね!
 
 
 
 




2016年11月21日月曜日

マッシュくん


10日にドンちゃんを見送ったばかりだというのに、19日には、マッシュくんが亡くなりました。
ドンちゃんと同じ、13歳でした。

 2010年5月
 
未去勢のオスどうしということで、玄がマッシュと遊べたのは1歳まで。
その後は顔を合わせれば大ゲンカで、必ず流血沙汰になるため、決していっしょにすることはできませんでした。
 
 
 
 
最盛期、カモ猟犬としての働きぶりは目を見張るものがあり、村のハンターたちも、マッシュと猟に行くのが楽しくて、カモ出猟の回数が増えたほどでした。
 
 
長らく、サンファーム・カモ猟チームの大エースでした。
KJによる調教が見事に成功したマッシュくん。KJにとっては特別な犬でした。
 
 
 
カモ猟以外の時も、水が大大大好きで、大きな体を折り曲げるようにして、小さなタライのプールに器用におさまって、気持ち良さそうにしていました。
 

 
もちろん、畑が大好きでした。
移動中はトラックの荷台につながれて、とても上手に乗っていました。
 
 
ドンちゃんとは同い年で、小さい時からいっしょに育ったこともあり、本当に良く遊びました。
 
 
両者泥んこになって息が上がるまで、畑を走りました。
 
 
この頃、ドンちゃんは、マッシュと玄の両方に付き合わなくてはならないので、毎日のように畑通い。大忙しでした。

 
マッシュは体が大きいので、走りにも迫力があります。
 
 
長くて重たい、マルチの芯も、難なくくわえて運びました。
 
 
どうしてか、シニア世代になってから、絨毯を食べてしまって開腹手術を受けるという、ビックリするような事件もありましたが、それ以外は病気らしい病気もせず、フラットらしい陽気で人懐こい性格が、多くの人に愛されました。

 
KJが自ら犬の繁殖を志すようになったのは、マッシュくんの優れた猟能を、次世代につなぎたいと切望したことが始まりです。
 
 
幸い、フラットコーテッドレトリーバーを愛する多くの人たちとの出会いに恵まれ、繁殖の相手(ジルさん)を見つけることができ、そして、5匹の子犬が産まれました。
 
 

2010年12月

子犬(レヴくん)はすくすくと育ち、マッシュの後を引き継ぎました。
畑でも、泳ぎでも。そして、(残念ながら)玄との本気の喧嘩も・・・。
 
 

親子で何度もカモ猟をしました。
 
 
 
マッシュに比べると少々線が細くて、最初は物足りない部分も多々あったレヴですが、ドン、マッシュ世代の高齢化に伴い、立派にエースを務めるようになりました。
 
 
次第に白髪が増えて、目も見えなくなっていたマッシュくんだけれど、ドンと違って闘病をしていたわけでもありませんでした。
 
2016年9月
 
フラットの13歳は十分な長寿ではあります。
しかし、最近、下痢がつづいていたとはいえ、あまりに急な不幸、喪失でした。

2016年9月
 
マッシュくんは、大好きだったサクランボの木の下の、一郎(玄とふぅちゃんとの間の長男)と、ドンとの間に葬りました。
 
 

息子のレヴが見守ります。
何としたことか、わずか10日間の間にKJはドン、マッシュを立て続けに失い、カモ猟チームはレヴ独りぼっちになってしまいました・・・。

 
玄と米(ヨネ)も神妙な顔つきで見送りました。
つらい別れがつづきました。しかしこの子(ヨネ)の存在に、私たちは救われています。

 
マッシュくん、奥さんのジルと、仲間であり友だちのドンが先に行って待っているから、きっと寂しくはないよね。
これからは天上から、レヴくんと私たちを見守ってください。

 
どうぞ、安らかに。